1.17宣言(第2回)
1月17日は忘れない
あの光景は
過去の一場面ではない
わたしたちの身体に刻み込まれた現実なのだ
わたしたちは証人として
警鐘を打ち鳴らし続けよう
世界中の人々が
二度と同じ悲しみを味わうことのないように
今日の生活のため
未だ困難を抱える人々と
一つの煉瓦を積み、一本の木を植えながら
共に復興を続けよう
よりよい明日のため
21世紀を担うこどもたちを
お互いに声を掛け合って
皆で育てていこう
地域が協力し、様々な組織が協力し
心の絆を強めることが
災害時の大きな力となる
やがて人々の絆は創造の礎となり
新しい市民社会をつくり出す
その第一歩は
一人一人が手を携えて、身近な何かを
共に育てること
今も復興は続いている
あの海と緑に囲まれた豊かな街を
再生する共同作業を通じて
県民も、行政も
対話の場をつくり、交流の機会をつくり
地域社会を
育てていかなければならない
1999年1月17日
1.17人類の安全と共生を考える兵庫会議
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