1.17宣言(第6回)



1月17日は忘れない



私たちの日常を奪い去った

8年前のあの一瞬から

長く険しい復興への道が始まった



震災が残した教訓は余りにも大きい

技術過信が生んだ近代都市の脆さ

かけがえのないものを失って初めて

私たちはそれを知った



家族、友人、地域、ボランティア

内外の多くの人々からの暖かい支援は

私たちに共に支えあうことの貴さを教え

前へと進む勇気を与えてくれた



あの時

心の底に深く刻んだ危機感

失ったものの貴さ

与えられたものの暖かさを

私たちは決して忘れることはない



今なお続く復興のなかで

経験し、学んだことを

一人でも多くの人に伝えなければならない



各地で引き起こされるテロや紛争

突如として都市を襲う地震や洪水

災害は世界中で繰り返され

苦しむ人々は後を絶たない



私たちにできること



あの震災で得た教訓を

未来の安全と安心に役立てるよう

そして世界のどこかで今も苦しむ人々に

ほんの少しでも勇気を手渡すことができるよう

地域を越え、社会を超えて

世界に向けて道をひらこう



それは私たちだからできること


 

2003年1月17日
1.17人類の安全と共生を考える兵庫会議


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