1.17宣言(第4回)



1月17日は忘れない




慣れ親しんだまちなみと

家族や友人の命を

一瞬にして奪い去ったあの震災は

遠い過去の話ではない




あれから6年

まちなみは次第にもとの姿を取り戻し

傷跡は徐々に見えなくなってきた

しかし、復興は今もまだ続いている




わたしたちは20世紀の終わりに

かけがえのない犠牲を代償に

大いなる教訓を得た




あの体験がわたしたちに植えつけた危機感

そしてあの過酷な現実の中で

わたしたちを助けた

人と人とのつながり、その暖かさ

共に支えあうことの貴さ




日常では忘れがちなこの教訓を

今一度見つめなおし

世界中の人々に役立てるため

あらゆる境界を越えた

対話の場を創ろう




それは必ず心の絆を築き

人と人、地域と地域を結んでいく

絆はやがて大きな力となり

新しい社会を創りだす




21世紀を担うこどもたちに

誇りをもって手渡せる

意識を創り、まちを創り、社会を創る

それが震災を経験し

内外の多くの人から力をもらって

復興を続けてきたわたしたちの

義務であり責任である


 


2001年1月17日

1.17人類の安全と共生を考える兵庫会議


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