正しき心 開かれし時

―争い、そして人道
戦乱の勝者でありとて残虐に殺傷してればこれ戦犯なり
中立の者に対して矢をかける者にこの先幸なかりけり
人道にはずれし者を正すには我も同じ道歩まざるを得ず
心ある者の魂集い来るその丘の名は人道の丘
the power of humanity 我これ護られし事願わん

―切なさ
いつの世も想うカタチはそれぞれであるということ深く噛み締め
運命と言う言葉に阻まれていては開けぬ明るい未来は
本物であると確信もち続けけれど掴めぬ霞の如く
頓用の薬の効かぬ胸痛に今も想いが続く事を知るなり
来るはずがないと思うも携帯の受信欄見る我愚かなり
切なさに押し潰されるこの胸に今も想いが宿ること知りたる
迷宮にはまり出られぬ我が心時を欲せど止まらじ流れる
何事も星の数ほど答えあるけれど真実は常に一つなり
ささやかな幸せ望む我が思いこれ叶う時ありけるのか
我が世のすべてをかけて君想うこの心根は華を咲かすか

―報道・情報
聴取者を軽視しせる放送は続きはすれどもその価値は無き
没葉書すべて読めとは言わぬれど供養の心持ちて然るべし
情報を発信せり事に責任を持たざる者にその資格なし

―人として
人として当たり前の行動が人との絆を築き固める
経過より結果を重く見ることは「大切なもの」見過ごす事なり
過ちを繰り返して生きるのが人に課された十字架と悟るべし
頑張れと声投げかける行為ほど無責任な事なかりけり
頑張ろうその一言があの人の心揺さぶり奮い立たせる
「明るい日」と書きてこれを明日と読むされど真に明るい日なるか
幸せに溺れてしまう事ほどに不運を嘆く要素はないなり

―平穏
小春日に麻を蒔きて疲れしがふと聴こえし琴の音に心打たれる
東亜の地根付きし大樹ここにあり子孫増やし緑の地となす
涼しげな風の吹く夜に月を見て虫の音聴きつつ梨を頬張る


30 SEP 2001 Mizuki Ayase
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